地力を生かしたケンコーコムの7/21『ウェブ2.0』戦略講演!
●お早うございます。昨日の午後3時ごろ神田神保町で天気雨に
会いました。検索エンジンに早速、「天気雨」と入れてみたら、陽
が射しているにもかかわらず降る雨で、「狐の嫁入り」と呼ぶ地
域もあるとのことでした。便利な世の中になったものですね。
●ひとを化かす(ホント?)ので有名なのがキツネとタヌキ。「狸の
婿(むこ)入り」と呼ばないのは多分、色気がないせいなのでは
・・・。
●閑話休題(それはさておき)。今日はまず、中・長期的な傾向の
強い日本型の『ウェブ2.0』ビジネス(ちなみにEC研では瞬間的
・短期的な傾向が強い米国型を、『Web2.0』ビジネスと表記して
明確に区別しています)の方向性とその特質の考察(続編)をお
届けします。
●2番目に、7/21(金)午後の、合同フォーラム(105回目)の概要
が決まりましたので、新着情報2件を加えて早速お届けしたいと
思います。
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◆1.日本型『ウェブ2.0』ビジネスの方向性とその特質(続編)!
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●『週刊・東洋経済(6/24号)』の『ウェブ2.0』特集の中で、ネオ
テニー社長の伊藤穣一さんは、大要次のように述べています。
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1.いま僕はシリコンバレー中心に投資しているが、その株価は、
1年前に投資した値段の10倍ぐらいになっている。
2.『Web2.0』のビジネスプランを持って、そこそこのチームさえい
れば100%おカネが集まるという状況。
3.『バブル2.0』ってみんなで冗談言っているが、そうなると(米国)
ベンチャーの質はだんだん落ちてくる。
4.日本はそこまでひどくなっていない。日本はモバイルとかゲー
ムとかコンテンツとかに強いので、そこに反映していくといいと
思う。(P45)
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●瞬間的・短期的な傾向が強い米国型の『Web2.0』ビジネスが、
『バブル2.0』的なマネーゲームの様相を深めている反面、中・
長期的な傾向の強い日本型の『ウェブ2.0』ビジネスは、従来
型の『ウェブ1.0』企業と見られがちな既存のネット企業、例え
ばカカクコムの傘下で、『フォートラベル』や『食べログ』など『2.
0』事業が大きく育っているように、『ウェブ1.0』企業の全面的
(あるいは)部分的な『ウェブ2.0』企業化が目立っています。
●また、梅田さんはそのベストセラー『ウェブ進化論』の中で、ネ
ットの「あちら側」と「こちら側」の技術革新の違いについて区別
して大要次のように述べていますが・・・。
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1.ネットの「こちら側」の技術革新とは、インターネットの利用者
側に密着したフィジカルな世界で、携帯電話、カーナビ、PO
S端末、高機能ATM、薄型テレビ、DVDレコーダー、デジカ
メ、無線ICタグなど、インターネットと私たち1人ひとりを結び
つけるインターフェース部分のイノベーションであり、付加価
値である。(P56)
2.一方、ネットの「あちら側」の技術革新とは、巨大なコンピュー
ター・システム上で自動計算的に処理されるイノベーションで
あり、付加価値である。(P57〜P64)
3.今後、付加価値は順次「あちら側」にシフトしていき、「こちら
側」のモノは次第にコモディティ(日用品)になる。(P60)
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●そうした傾向が見られることは事実として、(日本選手が個人
技に勝るブラジル選手と同じようなサッカーができないのと同
様に、いきなり「あちら側」でグーグルを一撃のもとに倒すこと
は不可能に近く、オシム次期監督の指導のもとで、まずは90
分間あるいは120分間、全力で走り切れる基礎体力の増強に
努める必要があるのと同様に)まずは、自らの得意技である
「こちら側」の技術革新や販売革新に努めることはごく自然な
選択であると思います。
●また、2000年以降(特にここ数年の間)に生まれた新興のネ
ット企業の経営者は、20代・30代の技術志向の若手が多く、
その代表格の何人かは、『週刊エコノミスト(6/6号)』の特集
のなかで、次のように語っています。
●その生真面目な初心を今後とも維持・発展することができれ
ば、日本型『ウェブ2.0』ビジネスの『あちら側』(つまり、コン
ピューター・システム上での自動計算化)の分野での独創的
な競争にも明るい展望が拓けるのではないかと思う次第です。
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1.ミクシィ社長の笠原健治氏(30歳)の発言:
「技術やサービスの研究に力を入れたい。遠い目標だが、ベ
ル研究所のような、世の中を変えていくようなサービスや仕組
みを継続的に生み出す会社にしたい」(P23)
2.はてな社長の近藤淳也氏(30歳)の発言:
「誰もやってないことを自分たちの頭で考えてやる会社であり
たい。尊敬する人物は本田宗一郎氏。技術がしっかりしてい
て、人の幸せを考えていく、無謀でも世界一を目指すところも
いい。はてなが一番だというサービスをぜひ作っていきたい」
(P35)
3.ドリコム社長の内藤裕紀氏(28歳)の発言:
「目指すのはヤフーではなく、任天堂やソニーのようなもの作
りの企業。日本のネット業界は米国に比べ営業力をベースに
発展し、技術者が不足している。ドリコムは業界のラボ(研究
所)の役割を果たしていく」(P36)
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●このまま、初心を忘れず、順調に育って行ってくれれば、3社
とも、頼もしい限りですね。
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◆2.地力を生かしたケンコーコムの7/21『ウェブ2.0』戦略講演!
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●おかげさまで、7/21合同フォーラム(105回目)の4講演の概要
が正式に決まりました。
●講演1の『ケンコーコムの「ウェブ2.0」戦略と、「ケンブロ」』に
まずご注目ください。1日15万人以上が訪れる健康メガショップ
『ケンコーコム』のウェブサイトの力(集客力・営業力)をベース
に、ユーザー自身がコンテンツを提供するCGM『ケンブロ』を育
成し、アフィリエイトとの相乗効果を狙う―という意欲的な講演内
容です。
●これまで活躍してきた『ウェブ1・0』のサイトが、地力を生かして
『ウェブ2.0』ビジネス化を図るモデルケースとして、前回のカカ
クコムにおける『フォートラベル』や『食べログ』の成功事例に匹
敵する注目講演です。
●好評が予想されます。下段の申し込み欄に必要事項をご記入
のうえ、お早目にお申し込みいただければ幸いです。
●初めての方、非会員の方のお申し込みを心から歓迎します。ど
うぞ遠慮なく、さあどうぞ・・・。朗報をお待ちしています。
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■講演1:(13:00〜13:40+10分間のQ&A+10分間の休憩と名
刺交換)
◆テーマと講師:★(新着情報)
『ケンコーコムの「ウェブ2.0」戦略と、「ケンブロ」』
ケンコーコム株式会社 マネージャー マーケティング部リーダー
原田 直美(なおみ)氏
◆講演の概要:
健康分野におけるEコマースの占める割合は既に4%を超え、前
年比40%以上の急成長を続けています。1日15万人以上の方が
サイトを訪れる、健康メガショップ「ケンコーコム」に とっての「ウェ
ブ2.0」とは何か。ケンコーコムが運営 しているブログのトラック
バックを活用したCGM「ケンブロ」 と、アフィリエイトとの相乗効果
を中心にお話しいたします。
◆原田直美(なおみ)氏の略歴:
プログラマー、アフィリエイト・サービス・プロバイダー勤務を経て、
2005年6月・ケンコーコム株式会社に入社。
2006年4月・同社マーケティング部のリーダーに就任。
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■講演2:(14:00〜14:40+10分間のQ&A+10分間の休憩と名
刺交換)
◆テーマと講師:★(既報)
『楽天市場・ワイン・ジャンルの5年連続・最高店舗、ワイン屋さ
んのSNS活用法』
有限会社 ワイナリー和泉屋 代表(兼店長) 新井 治彦氏
◆講演の概要:
メールマガジンのクリックレートが低下した現在、次の柱を探し
ていたときにふと出会ったSNS。大変興味を持ちECにも使える
のではないかと考え、ビジネス・パートナーと始めたワイン・コミュ
ニティー・サイト。ECに欠けているアナログ感、口コミ効果。そし
て、その延長上にはワン・トゥ・ワン・マーケティングにしっかりと
繋(つな)がるのではないかと思っています。
すぐに大きなビジネスには繋がらないと思いますが、お客様と
の双方向のツール、仲良くなったユーザー同士の情報は手間と
時間をかければ力強い『柱』になるのではと思っております。当
日は、ワイナリー和泉屋がやってきましたSNS活用法をお話し
させていただきます。
◆新井治彦(あらいはるひこ)氏の略歴:
有限会社ワイナリー和泉屋 代表取締役。 1958生まれ 東京
都出身 現在48歳。東京・板橋にて実店舗を、オンラインでは、
『オリジナル』、『楽天市場』、『ヤフー・ショッピング』。モバイル
ではバンダイ・ネットワークスと一緒に、3キャリアで『マイ・ソム
リエ』を展開中。
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■講演3:(15:00〜15:40+10分間のQ&A+10分間の休憩と名
刺交換)
◆テーマと講師:★(既報)
『面白法人カヤックの展開するブログパーツ事業の現状と課題』
株式会社カヤック 代表取締役社長 柳澤 大輔氏
◆講演の概要:
広告・プロモーションの世界で、近年、「BR(ブロガー・リレーショ
ンズ)」という新しいキーワードが注目を集めています。そのBRツ
ールの中でとりわけ多くのブロガーからの支持を得るのがブログ
パーツです。面白法人カヤックはこのブログパーツを使った企
業の販促支援を一事業として展開しております。事業を通して見
るブログパーツの現状と課題、今後の展望についてお話しいたし
ます。面白法人との協業に興味のある方は気軽にお声がけくだ
さい。
◆柳澤大輔氏の略歴:
1974年2月19日香港生まれ。慶応義塾大学環境情報学部卒業
後、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。1998年、
学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。「思い込み倶
楽部」、「ダウンジング捜査網」など手応えの感じないサービスや、
「T-SELECT」、「モビゾー」、「ハウスコ」など、ユーザー数千〜数
万人規模のサービスなど、幅広くインターネット事業を展開。面
白法人らしい人事制度(サイコロ給)や、ワークスタイル(働く場
所を問わない)など、制度面も現在実験中。鎌倉本社の利点を
生かし、地域密着型・湘南ポータルサービスも7月にリリース。株
式会社CUPPYの代表取締役も兼任。(詳しくは面白法人カヤック
のWebサイトにて)
http://www.kayac.com/
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■講演4:(16:00〜16:40+10分間のQ&A+10分間の休憩と名
刺交換)
◆テーマと講師:★(新着情報)
『サンロフトのSNS「nanoty(ナノティー)」と「ウェブ2.0」』
株式会社サンロフト nanoty事業推進室長 服部 達也
◆講演の概要
今後、SNSは「交友範囲を広げるツールとして利用」または「密接
に付き合うツールとして利用」の二極化されていくと考えられます。
サンロフトでは、広がる事よりも、深くコミュニケーションが取れる
SNSをコンセプトに、自分達で簡単にSNSが構築できる『nanoty(
ナノティー)』のベータ版を6月より一般公開しました。今回の講演
では、『ナノティー』のサービス内容から『ウェブ2.0』的なビジネス
展開の構想などをご紹介させて頂く予定です。
◆服部達也氏の略歴:
1972年2月4日生まれ。1996年、個人でデザイン事務所を営み、
DTPからWebに活動をシフト。1999年に(株)アクトクリエイションに
参画、翌年・取締役事業本部長に就任。2002年に同社が楽天に
買収され、会社清算を機にサンロフトに入社。以降、同社経営企
画室長、Web事業推進室長を経て現在に至る。
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■日時:2006年7月21日(金)13:00〜17:00(終了後に経団連ビル
3Fの食堂で懇親会があります。参加費は、講師は無料、女性千
円、男性2千円前後の予定です。初めての方、歓迎します)
■場所:三菱総研ビル1階AVルーム 東京都千代田区大手町2-3
-6 (鎌倉橋寄り、高速道路手前の日経本社ビル斜め前です)
■最寄駅:地下鉄・丸の内線・大手町駅A2出口・徒歩2分、総研ビ
ル入ってすぐ左手が会場です。【地図】
http://www.mri.co.jp/PROFILE/office_map.html
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※7/21合同フォーラムのお申し込みを歓迎します。参加費は9千
円です。7/14(金)までに下記の口座宛てにお振り込み下さい。
消費税は不要です。お振り込みの手数料はご負担ください。
当日現金でのお支払いは今後・原則としてお受けできませんが、
どうしても期日に間に合わない場合などは1万円になりますので
どうぞご注意ください。
※三菱東京UFJ銀行 新橋支店 普通口座 4046687
EC研究会・事務局(イイシイケンキユウカイ ジムキヨク)
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●7/21(金)午後の『合同フォーラム』に、
(1)参加します。
○お名前:
○御社名:
○ご所属:
○お役職:
○TEL:
○FAX:
○Eメール
○事前のお振り込みの予定は( 月 日)ごろを予定しています。
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フォーラムお申込みはコチラ!→http://ecken.jp/index#sanka
詳しい講演内容はコチラ!→http://ecken.jp/kenkyukai/index.html