発表!第1回ユビキタスジャパン・グランプリ

●今年の『UJG大賞』の受賞は6件、応募件数は32件!

今年の特徴:ICタグ・ICカード・モバイルの3分野ですでに相当な市場規模を持つ日本のユビキタス事業分野。顧客本位のICタグ活用で顕著な実績をあげている三越のICタグ実用システムは世界レベルでの先駆的な成功事例として、今後の普及・進展が確実視されている。

●第1回『UJG大賞』受賞者リストと、その受賞理由

● 金獅子賞(グランプリ)

株式会社三越 『婦人靴ICタグ・リアルタイム在庫管理システム』 http://www.mitsukoshi.co.jp/

<受賞理由:>接客時間の半減、売上高の向上、コストの削減など、顧客サービスの向上に直結する大きな成果を収めており、他の店舗や売場への積極導入など、今後の日本のユビキタス・コマース発展の出発点として、その将来性・発展性について内外の高い評価を得る。

● ケータイ部門・銀獅子賞

オムロン株式会社 『グーパス』 http://www.goopas.jp

<受賞理由:>自動改札機を通過した直後に、定期券やICカードなどから読み取った情報をトリガーとして、登録済みユーザーの携帯電話へ、好みの情報をタイムリーに提供。今後さらに増えて行く導入予定先の多さを含めて、ユビキタス・コマース分野の先駆的な事例として高い評価。

● セキュリティ部門・特別賞

富士通株式会社 『登下校お知らせサービス』 http://fenics.fujitsu.com/services/os/security/service07.html

<受賞理由:>ランドセルに入れたICタグにより、児童・生徒の登下校の安全を即時・自動的に把握できる、学童向けの安全確保システムを開発し、私立の有名小学校などに納入されています。また、同システムは児童を「管理」するという視点ではなく「見守る」と言う姿勢から実用化。

● 企業サポート部門・特別賞

日本電気株式会社 『トクトクポケット』 http://www.tokutokupocket.jp/

<受賞理由:>携帯電話で会員証・クーポン・スタンプカードの利用や、キャンペーン情報・アンケート配信などを希望する複数の顧客同士の連携ができる共通基盤を安価にかつ容易に提供。同分野の開拓者として高い評価。

● アイデア部門・奨励賞

株式会社TRIBE(トライブ) 「フリーペーパー『DROP(ドロップ)』」 http://www.joshikousei.tv/drop_site/

<受賞理由:>ファッションスナップや記事に付与された2次元バーコードを読み取ることにより、登場人物本人の動画などを見ることができる仕組みを全面的に採用。10代後半から20歳代の女性を中心に多数の支持を得ることにより、今後のさらなる収益構造の確立が大いに楽しみ。

● 公衆無線部門・ユビキタス情報市民賞

特定非営利活動法人 日本サスティナブル・コミュニティ・センター 『みあこネット』 http://www.miako.net/

<受賞理由:>市民、大学、民間企業などの協力を得て、屋外を含む広いエリアに無料・高速・高セキュリティの公衆無線・ネット接続の仕組みを実現。さらには、市民自らがつくる情報インフラ整備事業を通して、街の活性化を図るビジネスモデルを追究